落差:18メートル
車道からの距離:60メートル(徒歩1~2分)
その昔、滝の奥は、雑木林、原野で動物が多く住んでいたそうです。
その頃は、水量も多く、流れ落ちる滝の姿は見事なものだったそうですが、現在では、尾根まで植林されているため、水量は少なく、滝壺も小さくなっています。
動物の中でもムジナが多く、滝口まで出てきて愛敬をふりまく人気者で、村人は「ムジナの滝」と呼ぶようになりました。
そんなある時、三頭山に住む大蛇が傷ついた体を鉱泉で癒し、川を下って滝の上で遊ぶ動物を見付けました。滝壺にひそみ、壺から一気に立ち登り、動物を口にくわえては壺に引き込む大蛇の姿は、龍の姿に見えたといいます。
やがて動物たちは姿を見せなくなり、大蛇もいつしか三頭山に帰ったのか姿を消したそうです。その頃より村人は「龍神の滝」と呼び、今に呼びつがれています。
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