数馬の九頭龍(くずりゅう)神社例祝日に、五穀豊穣と繁栄を祈願して社前で演じられます。舞は1人ないし2人で一匹獅子を操り、囃子方は大太鼓・小太鼓・笛・鉦の編成です。
獅子は、胴幕の中に2人が入って舞う「二人立ち」と、1人だけで舞う「一人立ち」があります。囃子方との掛け合いや、こっけい味を帯びた部分もあり、独特の味わいが人気を博しています。獅子が客席へ駆け寄って観客と交流する演出も行われています。
創始は16世紀ごろといわれていますが、明治中ごろには衰退の傾向があり、神奈川県藤沢市から師匠を招いて指導を受けて復活し、現在に至っています。
[参考文献/檜原村史]
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