鎮守の南郷神社へ、五穀豊穣・家内安全の祈願と感謝の意を捧げて行う奉納舞です。秋の例祝の日に下川乗自治会館の庭で上演します。
正確な創始年代は未詳ですが、南郷神社へ合祀(明治43年5月20日)以前に、会館の裏手にある鎮守・神明社(往古は日天宮)への奉納のために師匠を迎え、練習を開始しました。文禄3年8月には北谷の小岩地区も一緒に練習するようになり、第1回目の奉納は翌々年の文禄5年(1596年)3月6・7日の両日だったようです。
天保の大飢饉(1833~1837年)の影響で十数年間は休演し、不明箇所が多くなったため、弘化年間(1844~1847年)に小岩地区から教えを受けたといわれています。 このときからか、小岩と笛の吹き方は同じですが、出足やきり等は両者で反対になっています。
日露戦争時と太平洋戦争時にもそれぞれ十数年間の中断がありましたが、いずれも先輩古老の献身的な指導によって自力復興を遂げることができ、昭和21年の秋祭時には、その記念奉納を行っています。
[参考文献/檜原村史]
檜原村 産業環境課 観光商工係
電話: 042-598-1011(代表)内線122、126、128
ファックス: 042-598-1009
電話番号のかけ間違いにご注意ください!